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東京聖塔 レビュー

東京聖塔(トウキョウジグラート)/雨野智晴

東京聖塔(トウキョウジグラート)/雨野智晴


MF文庫Jより5月の新刊「東京聖塔」のレビューです。

基本情報
東京聖塔
作者 雨野智晴
イラスト 富岡二郎
ジャンル ファンタジー、ドタバタラブコメ


あらすじ
東京聖塔―突如、東京都新宿区に現れた、攻略者の如何なる願いも叶えてくれる人知を超えた、まるでRPGのような世界。
多くの塔覇士たちが塔へと挑んだが、生存率わずか10%、未だ制覇した者は誰もいない。
今、塔の扉を潜る一人の少年がいた。
千畳敷一護は、致死の奇病・石化病に冒され余命2年の妹、一衣を救うため、塔への挑戦を決めるが、その能力値は挑戦者の中で最弱クラス。
さらに、どんなに強い装備を手にしても塔を制覇するには最低でも10年の時を要するという。
しかし、死へのタイムリミットが決まっている妹のため、とある最強のスキルを取得するのだが…?
喪失の彼方、因果の理を捻じ曲げろ―高みを目指す、ネイキッドソードアクション!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
不治の病にむしばまれる妹を助けるために、攻略するとなんでも願いがかなうと言われているダンジョンを攻略する主人公のファンタジーコメディ。
作者は「詠う少女の創楽譜(☆10+)」「ある日、神様がスマホにおわしまして(☆10)」の雨野先生。
作者の持ち味と言えばPC畑出身ならではのキャラメイクのよさに、キャラ同士の掛け合いの切れ味である。
最近のはやりであるダンジョン系の作品に殴りこんだ雨野先生であるがそこは先生、ただのファンタジーには終わらなかった。
ある日~の読者なら絶対に笑うであろう全裸ネタを中心としたコメディタッチのノリはさすが。
そしてヒロインにも外れキャラがいない。

と、ここまで手放しで褒めたのは他の作者の作品も含めた全体での相対比較での話。
この先生の作品の中で比較してしまうともうワンパンチもツーパンチも足らない。
メインヒロインである生徒会長は超まじめ系で主人公の全裸を見てあわてふためいたりするわけだが、もちろんそれが悪いわけではない。
しかし、ある日~の小古曽先輩と比べてしまうとやや真面目方向に寄りすぎていてインパクトが足りていない。
また、全裸ネタも前作を読んでいればある程度予測できてしまう上に背徳感がないので、こちらもインパクトが薄い。
さらに登場ヒロイン数も妹と生徒会長の2人だけであり、ヒロイン同士の絡みもないため先生の持ち味も半減。
2巻ではさらにヒロインが追加されることは確定しているので、しり上がりの先生なら面白い作品にしてくれるだろうという期待はある。
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精霊使いの剣舞 13 感想

精霊使いの剣舞(ブレイドダンス) 13/志瑞祐

精霊使いの剣舞(ブレイドダンス) 13/志瑞祐


MF文庫Jより「精霊使いの剣舞 13」の感想です。


基本情報
精霊使いの剣舞
作者 志瑞祐
イラスト 桜はんぺん
ジャンル 学園、ファンタジー、ドタバタラブコメ
既刊13巻続刊


あらすじ
所属不明の軍用精霊による学院襲撃事件から一週間。
レスティアを喪ったカミトは失意の底に沈み、闇の力に囚われたエストもまた暗黒の化身へと堕ちていた。
だが、そんなカミトの元に信じられない情報が舞い込んでくる。
「―あなたの闇精霊は生きているかもしれないわ」と。
レスティアの生存、そのわずかな可能性に賭け、リンスレットの故郷ローレンフロストの森へ向かうカミト。
しかし、その前に立ちはだかるのはキリア山脈に吹き荒れる大吹雪だった。
一方、森に現れたレスティアの元には、ルミナリス率いる神聖ルギア王国の騎士団が迫っていて…。
無敵のエレメンタル・ファンタジー第13弾―
極寒の地でカミトたちを新たな敵が待ち受ける―!


感想
精霊バトルファンタジーの13巻。
今回はリンスレット回ということでリンスレットの故郷へ行くと同時にレスティアの捜索などなど。
1周目の当番回では他キャラに持っていかれてしまったために実質これが初めての当番回。
なので普段邪魔してくる他ヒロインも今回ばかりはおいてけぼりでカミトとリンスレット二人だけのシーンが多い。
ま、それはそれでいいとして…。
いよいよ登場キャラが多くなって覚えきれなくなってきたよ。
こういうバトルモノにありがちなんだけど、連載が進むと固有名詞があるキャラの名前を覚えられなくなってくるんですよ。
それでもメインヒロインたちは登場回数も多いしよくキャラづけされているから大丈夫なんですけど、例えばヒロインの周りにいるサブキャラや、裏で行動している敵キャラは、名前だけ出されても困るんですよ。
そろそろキャラの相関図を出していただきたい。
そして、バトルシーンもワンパターン化が目立ってきて、そろそろ飽きはじめてきた。
もともとこの作品に濃厚なバトルは期待してないけど、それでもねえ。
ワンチャン活かしたワンパン戦法だけだと、意外性がなさすぎる。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5

.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5

小悪魔ティーリと救世主!? 6 感想

小悪魔ティーリと救世主!? 6

小悪魔ティーリと救世主!? 6


MF文庫Jより「小悪魔ティーリと救世主!? 6」の感想です。

基本情報
小悪魔ティーリと救世主!?
作者 衣笠彰梧
イラスト トモセシュンサク
ジャンル ファンタジー、ドタバタラブコメ
既刊6巻完結


あらすじ
地獄から帰ってきてから1ヶ月。
悪魔化の影響を天使の力によって制御することで、聡一郎とティーリは平穏な日常を送っていた。
ティーリもかつての悪魔らしい所行を見せることも減り、率先して家事を行うなど本当の意味で人間世界で生きていこうと努力を見せていた。
一方、聡一郎はそんなティーリとの毎日に満足もしながらも、心に大きな喪失感を抱えていた。
未練の残るエリーゼへの気持ちとの決別のため、聡一郎はエリーゼとの思い出の地を回ることを決め……。
大人気クリエイターコンビが贈る、ちょっとエッチな居候系ラブコメ第6弾!


感想
天使と悪魔の素質を持った主人公のファンタジードタバタラブコメ、完結巻。
エリーゼがいなくなった主人公の生活は平穏ながらもどこかさみしいものに。
心に空いた穴を埋めるためにエリーゼとの思い出を回収する旅に出かける主人公。
そんな折、天界に呼ばれる主人公だったがそれはミカエルの策略で、檻の中に幽閉されてしまう。
そんな時に現れたもう一人の大天使、ラファエルの言動により主人公は自分の本当の気持ちに気づき…。

というわけで完結を迎えたわけですが、ちょっと日和ったかなーというのが本音。
悪魔と天使が戦争しそうだとか、ティーリの片翼とかのフラグをことごとく無視して、何もない日常エンド、というのは物語として締まりが足りない。
この作品自体はキャラのさりげない行動に心理がうまく出ていて読んでいて面白かっただけに、軟着地しすぎだなあと思った。
どうせなら主人公がどちらかの能力で暴走するとか、悪魔が天界に乗り込んできたとか、そういう中で答えを見つけ出す展開だったら盛りあがっただろうなと容易に想像できるだけにもったいない。
そしてタイトルの「ティーリ」、こいつはどこいった。
最後の最後まで添え物扱いだったぞ…。
PC畑出身の作者らしいコミカルなキャラクター揃いで男キャラも面白いというラノベではなかなか見られない作品だったので、楽しかったと同時にもったいないという印象が強く残ってしまう。
せめてもう1冊…。ともあれお疲れ様でした。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

アブソリュート・デュオ 5 感想

アブソリュート・デュオ 5/柊★たくみ

アブソリュート・デュオ 5/柊★たくみ


MF文庫Jより「アブソリュート・デュオ 5」の感想です。

基本情報
アブソリュート・デュオ
作者 柊★たくみ
イラスト 浅葉ゆう
ジャンル 学園、異能、バトル、ラブコメ
既刊5巻続刊


あらすじ
“焔牙”―それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。
“七芒夜会”にて開かれた“殺戮遊技”の最中、“4”へと昇華した俺は、新たな力を得て“K”を退けた。
しかし、夏休みを間近に控え、束の間の休息を取っていた俺たちの元に、“K”が最後の切り札“死化羽”を装備し、学園を襲撃。
絶大な力の前に、俺とユリエは苦戦を強いられる。
そして戦闘中、負傷した俺を目の当たりにし、ユリエが秘めた力を暴走させ…?
パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション第5弾!
神の化身たる獣―銀狼、その咆吼が闇夜に響き渡る。


感想
覚醒した力で戦う学園バトルコメディの5巻。
この作品の感想でいつも真っ先にキャラクターがかわいいというのが出てくるが、逆にいえば今までそれだけで持ってきた。
ただ、1巻の頃から懸念していたパワーバランスというかバトルの魅せ方というか、そういう方面の悪さがかなり露呈してしまい、作品に興味が持てなくなってしまったというのが正直な所。
5巻では手負いのKに対してまた(そう、また)バトルをするという主人公たち。
そしてユリエたちの力がまた(くどいが、また)覚醒し、片づける。
なんでまた覚醒パターンなのか。同じようなピンチになって同じような解決方法で同じ敵を倒すというのはもう見あきた。
そしてKはここまで引っ張っておくようなキャラじゃないしここまで引っ張ってきたのに巻の前半であっさり抹殺するという中途半端ぶり。
ちょっと何をしたいか意図が伝わってこない。
巻の最後には主人公の因縁の敵とのバトルが始まるけど、これまでの実績をみるとどうせまた同じパターンになるんだろうなと疑ってしまう。
ちょうど第1部が終了したことだし、この辺りで見切りをつけるのも悪くはないだろう。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

ディーは人型魔装具です。 感想

ディーは人型魔装具です。/淺沼広太

ディーは人型魔装具です。/淺沼広太


MF文庫Jより「ディーは人型魔装具です。」の感想です。

基本情報
ディーは人型魔装具です。
作者 淺沼広太
イラスト ひなた睦月
ジャンル ファンタジー、学園、ドタバタラブコメ
既刊4巻完結


あらすじ
魔法の才能はあるのに、なぜか魔装具との相性が悪すぎて退学になりそうな遊馬は、救済措置として新しい魔装具を預かることに。
「って、女の子型なのかよ!」遊馬のミッションは、少女型魔装具・ディーを一人前のレディにすること。
将来の夢のため、退学になりたくない遊馬は課題を引き受けるが、クラスメイトのさつきが大反対。

「破廉恥よ!魔力の補給がキスなんて!このロリコン!」
「言いがかりだー!!」

そんなどたばたをよそに、ディーは遊馬になついてしまう。
波瀾万丈な予感のするこの課題を、遊馬は無事にクリアできるのか!?
トリプル楽しい少女育成コメディ。


感想
魔力はあるが魔装具との相性が悪く上手く魔法が使えない主人公の元に女の子の形をした魔装具がやってくるファンタジー。
淺沼広太さんの作品は「オトメな文具。(☆9.5)」「俺は彼女の犬になる!(☆8)」「天使の飼い方・しつけ方(☆8)」「一緒に革命しませんか?(☆7.5)」を読んできての5作品目となる。
これまで読んできた淺沼さんの作品ではヒロインにハズレがなく、非常に高いアベレージをたたき出していた。
自分の好みの属性キャラが多かったのもポイントであった。
しかしこの作品に登場する地雷ヒロインは作者の良さを完全に潰した害悪キャラである。
最近よくある(といっても斜陽になりつつあるが)ツンデレもどきの地雷属性ヒロインの悪いところを煮詰めて精製したキ○ガイヒロインで、情緒不安定であり主人公を理不尽にロリコンだと罵倒するというクズっぷり。
そのクズっぷりの極みが発揮されたシーンが、陰謀によって最凶ダンジョンに飛ばされた時の彼女の行動である。
性格によらず可愛いもの好きという設定の彼女が、狼型モンスターの子供を見つけた途端に戦闘不能になるばかりか、意図してフレンドリーファイアをするという、有る意味向う見ずヒロインよりも質の悪い行動を取り始めたところ。
ただの無能ではなく空気の読めない無能というのが腹立たしい。
この作者に限らないがヒロインに対してあまりダメ出ししない自分が久々にキレたくなるダメヒロインであった。

ストーリーのほうは配役が「天使の飼い方・しつけ方」に似ており、人造であるディーと主人公の記憶が焦点となっている。
過去に犯した過ちを清算するためにディーが自爆特攻をするところを主人公がなんとかするという、ベタだが王道な転がし方。
やはりこの作者は王道なストーリーを魅力的なキャラで転がすというのが合っている。
しかしこの作品においては上記のヒロインがすべてをぶち壊しにしているため、残念ながら平凡な評価にとどまった。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆ 7
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

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