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異世界魔法は遅れてる! レビュー

異世界魔法は遅れてる! 1 (オーバーラップ文庫)/樋辻臥命/著(文庫)

異世界魔法は遅れてる! 1 (オーバーラップ文庫)/樋辻臥命/著(文庫)


オーバーラップ文庫より4月の新刊「異世界魔法は遅れてる!」のレビューです。

基本情報
異世界魔法は遅れてる!
作者 樋辻臥命
イラスト himesuz
ジャンル ファンタジー


あらすじ
「―魔術師、八鍵水明。全ての理に辿り着くことを志す現代の神秘学者だ」

現代に生きる魔術師である八鍵水明は、突如現れた魔法陣によって友人とともに異世界へ転移してしまう。
だけど勇者として呼び出されたのは友人で、自分はそれに巻き込まれただけ!?
しかも帰る方法がわからない!?
水明は魔王討伐の旅に同行することを断り、ありとあらゆる現代魔術を駆使しながら、もとの世界に帰る方法を探しはじめる―。
圧倒的な現代魔術と未知の異世界魔法が交錯する異世界ファンタジー、開幕!!

評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆★ 6.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆ 7
オススメ度:☆☆☆☆☆☆★ 6.5



感想
異世界に召喚された主人公が元の世界へ戻る方法を探るファンタジー。
web作品が書籍化したいわゆる「なろう系」作品の一つ。
タイトルからもわかるとおり、主人公が飛ばされた異世界のほうが魔法文明が遅れているという設定がベースにあり、読む前はこのギャップを活かしたコメディが繰り広げられるのかなあと期待していた。
しかし読んでみるとその期待は全くのアテ外れで、主人公が俺TUEEするための道具になり下がっていた。
しかもこの主人公に全く魅力がない。
魔王討伐に対してひたすら逃げ腰であるのはまあわからなくもないが、それなら異世界で無双しているというのがストーリー軸とまったく噛み合っていない。
それでいて無駄に謙虚、というか自己評価が低すぎてその姿が非常に不快。
バトルシーンも魔法文明が遅れている異世界に対して「俺の世界ではこうですよー。でもこれは中の下くらいですよー。」このパターンの連続。
主人公の言葉選びがとにかくいらつく。
なんか作者がこの主人公に自己投影をしているように見え、それに酔っているようにしか取れなかった。

そんな作品なんだが、最後勇者の一行が旅立ちをする数ページのやりとりは普通に面白かったのがさらによくない。
このやりとりが描けるのを見せられると、どうしてこんな作品になってしまったのだろうかと思ってしまう。
どうせなら主人公も勇者一行についていって、勇者一行の魔法使いのつたない魔法にニヤニヤしながら迫る危機をこっそり排除する、みたいな作品にしてほしかった。
残念ながらこの主人公と設定の使い方には面白さを見出すことはできなかった。
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今日も脱いでよ!二階堂さん! レビュー

今日も脱いでよ!二階堂さん!/高崎とおる

今日も脱いでよ!二階堂さん!/高崎とおる


オーバーラップ文庫より9月の新刊「今日も脱いでよ!二階堂さん!」のレビューです。

基本情報
今日も脱いでよ!二階堂さん!
作者 高崎とおる
イラスト Kino
ジャンル エロ、ドタバタコメディ


あらすじ
「着た服はすぐに脱いで、やつらに投げつけて! 」
言ってる意味が分かりません! エビのような何かに服を脱げと脅されたら、助けに来てくれた女性も一体なにをいっているの!?
抱きついてとどめを刺すってなに!?
おっぱいを押しつけろってなんの話ですか!!
これは頼まれると断れない性格の二階堂杏が、世界を守るという大義名分の元、合法的にNUGINUGIさせられてしまう物語である!
やがて脱ぎ仲間も次々増えて行き脱げば救える異文化コミュニケーション!


感想
表紙買い。
たまにはこういう買い方をしてもいいよね。
フェロモンが苦手という宇宙生物に対して脱いだ服で攻撃するという、まあよくも都合のいい設定を考えたなあと。
もちろん脱がすことしか考えてないからストーリーはあってないようなもの、中身はスッカスカ。
でもいいじゃない、ジャンルがジャンルだから。
ここまで潔い脱がせエロコメディは「背約のキャバリアー(☆7.5)」を思い出させる。

とにかくよく脱ぐのはいい。ただ、作品全体を通して強烈ななにかを感じさせるというのはなかったかな。
こういう作品の場合、作者がこだわりをもってシーンを書いやほうが読者によく伝わると思うのだが、どこかで見たことがあるような場面でどこかで見たことがあるような展開が多く、「へー、ふーん。で?」で終わるシーンも少なくなかった。
こういう作品なら胸や尻などのパーツ描写をきわどくするか、道具(今回でいえばうなぎ)によるアクションをもっと具体的にしてほしい。
ジャンルがジャンルだけにそこにはこだわりを持ってほしかった。

キャラクターはおどおどしている二階堂さんがかわいい。以上。
残りのキャラはどうでもいいです。
イラストもなかなかいいので、時間の空いたときにサクっと読むものとしては悪くないだろう。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

浮遊学園のアリス&シャーリー レビュー

浮遊学園のアリス&シャーリー 1/むらさきゆきや

浮遊学園のアリス&シャーリー 1/むらさきゆきや


オーバーラップ文庫より5月の新刊「浮遊学園のアリス&シャーリー」のレビューです。

基本情報
浮遊学園のアリス&シャーリー
作者 むらさきゆきや
イラスト しらび
ジャンル 異能、学園、ドタバタラブコメ


あらすじ
街が空中に浮かべられるくらいの近未来―特有幻想という異能力に覚醒してしまった者たちは、一般社会から隔絶された浮遊学園都市“楽園”に集められていた。
柾貴は菓子作りが趣味の平和な高校生だったのに、最高レベルの幻想具現者と判定され転校してくる。
再会した幻馴染みのシャーリーと、物静かで不思議な少女アリス。
ふたりは、幻想悪用の校則違反者を取り締まる“規律委員”の最強ペアだったが…ささいな口論からチームを解消してしまう。
しかも、柾貴は最高レベルだという理由でアリスから、新しいパートナーに選ばれてしまい…!?
最強!最凶?紅茶とお菓子の異能学園バトル―レベルMAXで開幕。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
「ゆうれいなんか見えない!」「覇剣の皇姫アルティーナ」など、複数レーベルで活躍しているむらさきゆきやによる作品。
自分はオーバーラップ文庫、むらさきゆきや作品ともに初めてだったのでどちらかの色が見えるような作品であったらいいなあと思って読んでいたが、最終的にすっごく読みやすいだけの普通の作品という結論に至った。
人懐っこい幼馴染に最強能力を持つクーデレヒロイン。
適度にお色気シーンを交えての異能バトル。
とにかく隅から隅まで読者に不快感を与えないように構築されており、その技術は称賛に値する。
この作品も「減点法なら上位にランクインするが加点法だと点数が伸びない」タイプのパターンかな。
強烈な特徴を持っている作者というのは特定のファン層がつきやすいが逆に苦手な人にはとことん相性が悪い。
この作者はとにかく最大公約数的な文章スタイルで間口を広げてファン層を拡大していくタイプの作者なのだろう。

ひとつだけあまり面白くなかったのがバトル方面での見せ方かな。
なんだかんだで主人公と敵がやり合っているけど、結果的にレベルでのごり押しにしか見えない。
主人公の能力的にバトル方面での展開の広がりも感じられず、今後に期待が持てないという印象を抱いた。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

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