スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

異国の軍師の救国奇譚 レビュー

異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル)/語部マサユキ

異界の軍師の救国奇譚(フェアリーテイル)/語部マサユキ


角川スニーカー文庫より「異国の軍師の救国奇譚」のレビューです。

基本情報
異国の軍師の救国奇譚
作者 語部マサユキ
イラスト 明星かがよ
ジャンル ファンタジー、コメディ


あらすじ
「アンタを召喚したのは、この世界に定住させる為じゃない!!」
器用貧乏すぎてモテない大地耕は、ある日謎の声に導かれ異世界転生。
なんとか王宮庭師として働きはじめ、ドジっ子メイドのティアや麗しき護衛師キリカとゆったりライフを満喫していたのも束の間。
自称女神の幼女に「救世主として世界を救え」と宣告され!?
金なし・コネなし・チートなしの主人公が挑む、異世界救国奇譚が開幕!第19回スニーカー大賞“特別賞”受賞作!!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆ 6
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5

.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7



感想
器用貧乏な主人公が異世界へ転生するファンタジーコメディ。
評判が高かったので購入予定にはなかったが読んでみることに。
しかし、うーん。
主人公が時々妙にうざいテンションになるのがどうしても合わなかった。
WEB出身の異世界転生ファンタジーの主人公にありがちな意味不明のノリ、どうにかならないのかねえ。
ストーリーのほうは主人公が転生した先で開かれる食事パーティが妨害されそうなので助けるというもの。
ヒロインの一見使えない「植物を育てる能力」の使い方は割と上手いほうだと思う。
でも、結果はともかく過程がいまいち腑に落ちない。
だって食事会でしょ。一から十まで主人公の世界の料理を出してちゃダメだと思う。
食事ってのはその地域の風土が反映されるものだからその土地に根付いた料理を出すのが普通じゃない?と思う。
例えばあなたがアメリカ人を自宅に招待するとしてフランス料理でおもてなしする?
この辺は同じ角川スニーカー文庫から出た「薬剤師協会の治験者募集案内(☆7)」でも思った。

とまあここまで言ったものの作品全体の完成度はストーリー評価にもあるように☆7.5、並クラス。
しかし、総合評価☆7とした最大の理由がイラスト。
これが非常に出来の悪い下書きレベルで、イラストレベルが上がった2014年ではこのレベルのものは他では到底見られない。
明星かがよといえば「七花、時跳び!(☆9.5)」や「前略。ねこと天使と同居はじめました。(☆7.5)」などのイラストを担当しているのだが、はっきりいってデビュー当時とイラストを比較すると明らかに手抜きが増えている。
ただし、本人のやる気の問題かと言われるとどうもそれだけではなく、編集のほうにも落ち度があるかもしれない。
というのも、この1か月前に出た「プリンセスオーダー!」を軽く立ち読みしてみたところ、ここまでひどいイラストは見受けられなかった。
若干の書き込みが足りないイラストもあったがおおむね満足できるレベルにあり、少なくともこの作品のような絵はなかった。
絵師本人も本人だし、このクオリティでゴーサインを出した編集も編集である。
プロという意識をしっかりと持って作品を創り上げてほしいと切に願う。
スポンサーサイト

薬剤師協会の治験者募集案内 レビュー

薬剤師協会の治験者募集案内(リクルート) 未経験者歓迎/宮地拓海

薬剤師協会の治験者募集案内(リクルート) 未経験者歓迎/宮地拓海


角川スニーカー文庫より5月の新刊「薬剤師協会の治験者募集案内」のレビューです。

基本情報
薬剤師協会の治験者募集案内
作者 宮地拓海
イラスト みじんこうか
ジャンル ファンタジー、ドタバタコメディ


あらすじ
キラキラネームに悩む高校生・堀井騎士は謎の蔓に異世界へと引きずり込まれ、上空から一軒の建物へと落下して瀕死の重傷を負ってしまう。

「私の薬を、信じてみる?」

目の前に現れた美しい少女に頷くと、彼女は不思議な薬を飲ませてくれ一命を取り留めた
…のだったが、目が覚めると不死身のゾンビへと変身していた。
行く当てもないナイトは彼女の薬剤師協会に同居することになり―!?
天災薬剤師の下で治験者生活が診療開始!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆ 7

.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7



感想
ゾンビになって異世界に飛ばされた主人公が怪しい薬の実験体になるドタバタコメディ。
タイトルからは「効果がよくわからない薬を投与されてあれこれトラブルがおきるコメディ」だと予想していたのだが、なんか全体的に肩透かし感。
とりあえず治験ってのは「作ってみたけど効果が不確かなものの効能を明らかにする」ための実験じゃなくて?
作中ではヒロインが作っている薬はレシピが確立されているものだから治験というにはちょっと遠いかなあ。
そしてストーリーの終盤ではなぜかわからないけどカレーを作り始め、薬物投与からかなり脱線してしまい、話の筋がブレて見えてしまった。
それ以上に気になったのが、人の話を全く聞かないヒロインs。
作中には変態ヒロインとロリヒロインが登場するのだが、この二人があることないこと言いまくる。
そして主人公は否定するのだが、別のヒロインはそれを無視して主人公をののしる、この繰り返しばかり。
不快な上に同じパターンで飽きる。
自分の嫌いなヒロインの3大要素「人の話を聞かない」「すぐに手が出る」「実力を顧みない向う見ず」があるのですが、その内の一つが作中全体で発揮されており、総合評価では並以下となった。

闇堕ち騎士がダンジョン始めました!! レビュー

闇堕ち騎士(ナイト)がダンジョン始めました!!/東亮太

闇堕ち騎士(ナイト)がダンジョン始めました!!/東亮太


角川スニーカー文庫より5月の新刊「闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!」のレビューです。

基本情報
闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!
作者 東亮太
イラスト ユメのオワリ
ジャンル ファンタジー、コメディ


あらすじ
「魔族にはダンジョン以外の働き口はありません!」
魔族に転生しちゃった冒険者の少年ナオハルは、過酷な魔族社会を生き抜くため「脱ワープア、目指せニート!」を掲げるダメダメ魔族のフェリスと一緒に冒険者相手の新規ダンジョン“獅子竜迷宮”を立ち上げることに!
どう見ても“穿いてない”セイレーンのセレナや、色々腐ったグールのタニヤら個性的な魔族っ娘たちを仲間に迎え、どうにか弱小ダンジョンをオープンするが!?


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
魔族化した主人公がダンジョン経営を始めるファンタジーコメディ。
勇者たちが攻略しているダンジョンは実は魔族が運営していました、という設定の仕方が実によく、そのため普通のコメディでもネタが新鮮。
主人公一行が少ない所持金の中からどうやって魔物を配置するのか、どういうコンセプトのダンジョンにするのかといった所を無理にシビアでシリアスにせずギャグに徹することでコミカルに描けている。
一種のRPGメタネタが多く、最近のバーチャル世界モノの流れにも乗っているといえよう。
イラストも魔物含めかわいい。
主人公周りの設定は読み始めた瞬間からわかるもので正直伏線というレベルではなく、この辺りはいつ打ち切られてもいいような作者に都合のよい設定なのでそっち方面にはあまり期待しないほうがいいだろう。

この素晴らしい世界に祝福を! レビュー

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま/暁なつめ

この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま/暁なつめ


角川スニーカー文庫より10月の新刊「この素晴らしい世界に祝福を!」のレビューです。

基本情報
この素晴らしい世界に祝福を!
作者 暁なつめ
イラスト 三嶋くろね
ジャンル ファンタジー、コメディ


あらすじ
ゲームを愛する引き籠もり少年・佐藤和真の人生は、あっけなく幕を閉じた…はずだったが、目を覚ますと目の前に女神と名乗る美少女が。

「異世界に行かない?一つだけ好きな物を持っていっていいわよ」
「じゃあ、あんたで」

ここから異世界に転生したカズマの大冒険が始まる…と思いきや、衣食住を得るための労働が始まる!
平穏に暮らしたいカズマだが、女神が次々に問題を起こし、ついには魔王軍に目をつけられ!?


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5


感想
交通事故で死んだ主人公が異世界に転送されて勇者になるファンタジー系コメディ。
以前「姉ちゃんは中二病(☆6.5)」でネット発作品について悪印象を抱いたわけですが、それでも評判がいい作品には食いついてしまうのが読書家としての魂なんですよ。
実際に読んでみると、姉ちゃんは~と比較しても文章としてちゃんと読めるだけでなく、「ああ、確かにこれは売れ筋に上がるのはわかるなあ」と感じさせる文体であった。
おそらくドはまりする人も多いのではないだろうか。

ただ、個人的にはちょっとギャグのノリが合わなかったなあという感じだった。
全体的に配慮がなってないというか、相手を小馬鹿にしないと始まらないネタが多く見受けられる。
ギャグのパターンとして相手を貶すことから始まるというものはある。
だけどそういうノリばかりでちょっと食傷。
心理的考察も薄いネタが見受けられる。主人公の死因が明かされるシーンとかが典型例。
ネットスラングもかなり多用しているけど、それも若干うざいと感じられた。

世界観はまんまゲームを意識しており、スキルポイントやレベル、金銭授受などのシステムが成立している。
だけど、世界観が作者の中で固まっていないのか、これらの数値のバランス構築がだいぶ適当で、その場のノリでなんとなーく決定されているような雰囲気が感じられた。
こういうゲーム的世界観で数値を扱うときってただストーリーに合わせて大胆な数値を出しておけばいいってわけじゃないんだよね。
そこらへんをしっかりしないと世界観の崩壊を生む。
まあ「放課後バトルフィールド(☆6.5)」なんかと比較すればだいぶいいので、さらに深められれば解消されるだろう。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。