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共鳴無敵の落ちこぼれ レビュー

共鳴無敵の落ちこぼれ 紅の魔女庭園 (講談社ラノベ文庫)/赤福大和/〔著〕

共鳴無敵の落ちこぼれ 紅の魔女庭園 (講談社ラノベ文庫)/赤福大和/〔著〕


講談社ラノベ文庫より6月の新刊「共鳴無敵の落ちこぼれ」のレビューです。

基本情報
共鳴無敵の落ちこぼれ
作者 赤福大和
イラスト うらび
ジャンル 学園、異能、ドタバタラブコメ


あらすじ
クレイ学術研究都市――突然現れた電影と呼ばれる怪物たちと戦うため、ここには世界中から人々が集められていた。
中でも切り札なのが、科学魔術師と呼ばれる存在である。
そんな科学魔術師の少年・月谷春斗は、とある能力の偏りのため、変わり者扱いを受けていた。
ある日、春斗は教師から呼び出しを受ける。
そこにいたのは、学年一の美少女・乙部イオン。
このままだと退学になってしまう春斗とイオンは、補習として、ふたりで電影狩りをすることになるが……!?
“防御力は最強だけど攻撃力ゼロ”な少年と、“攻撃力は最強だけど防御力ゼロ”な少女。
ふたりの落ちこぼれが出会うとき、共鳴の物語は幕を開ける――!
新鋭が贈る学園バトルアクション!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5


感想
夜な夜な徘徊する魔物を退治するために異能で戦うバトルコメディ。
なんというか、文章構造が読みづらい。
作中の設定を読者に伝えるために、キャラがいちいち説明口調になっているため、作品を読んでいるというよりも、作品の設定集を読んでいるような感じになっている。
そのおかげでリズムが悪い。
用語集でもまとめて巻末にあればテンポよく進めたのではないだろうか。
でもって作品中の異能の構造が理解できないからバトルシーンが思い浮かばない。
主人公は防御力は高いみたいだけど、ただエネルギー波を出すだけだと敵にダメージを与えられなくて、逆にヒロインは攻撃力は高いけどそれ以外がダメで。
で、エネルギー波で戦うと思ったら武器が具現化して、でも最終的にはエネルギー波が交差して破壊力を生み出して…。
うーん。僕の読解力じゃちっとも理解できない。
結局作者は何がしたかったのだろう。
おそらく庄司編集のおかげでキャラ構成、適度なラッキースケベなどコメディとしては悪くないが、肝心のバトルがちょっとお粗末なので最後までノリきることができなかった。
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サービス&バトラー レビュー

サービス&バトラー/望月唯一

サービス&バトラー/望月唯一


講談社ラノベ文庫より4月の新刊「サービス&バトラー」のレビューです。

基本情報
サービス&バトラー
作者 望月唯一
イラスト 成沢空
ジャンル 学園、部活モノ、スポーツ、ラブコメ


あらすじ
日本有数のセレブ学校―私立悠宮学園。
ここのテニス特待生だった俺こと水瀬直哉は、肘の故障のため退学することになっていた。
だが退学予定の朝、俺はテニス初心者のお嬢様・神坂陽菜と、そのメイドである月城芹葉と出会う。
そして俺は陽菜の依頼により、執事として彼女の家に住み込みでテニスを教えることになるが…!?
第3回講談社ラノベ文庫新人賞“優秀賞”受賞のテニス×執事×お嬢様な学園ラブコメ開幕!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
怪我で選手生命を断たれた主人公がテニスサークルのコーチになるスポーツコメディ。
講談社ラノベ文庫って新興レーベルの割には頑張っているんだけど、ことラブコメの評価が悪く、この作品もダメなのかなあと思っていたが評判がよかったので購入。
なんで主人公に変態設定つけたのかなーと思うくらいギャグで浮いていたり、怪我の主人公が無理を押してテニスを続けるなどちょっと疑問な点も見られる。
しかし作品全体を通して見れば立派にスポーツラブコメしており、ヒロインたちもそれなりに可愛く、最後までストーリーに飽きることがなかった。
「ロウきゅーぶ!(☆10)」などの流れをくむ、スポーツラブコメのフォロワーとしてまずまず完成された作品で、サクっと読めて読了後の印象もあっさりしており、続きを読みたいとは思わせる出来だった。
これが講談社ラノベから出てきたというのが一番の収穫だろう。

女子には誰にも言えない秘密があるんです!2 感想

女子には誰にも言えない秘密があるんです! 2/山本充実

女子には誰にも言えない秘密があるんです! 2/山本充実


講談社ラノベ文庫より「女子には誰にも言えない秘密があるんです! 2」の感想です。

基本情報
女子には誰にも言えない秘密があるんです!
作者 山本充実
イラスト かわいまりあ
ジャンル 学園、ドタバタラブコメ
既刊2巻続刊


あらすじ
五月。俺はタルトやシュクレさんと相変わらず秘密を共有しながらも、新しい自分を見つけるためにまだまだ頑張ろうと思っていた。
そんなある日、帰宅した俺の目の前に現れたのは―黒髪ロングの美少女のあられもない裸の姿!?
彼女は小学生の頃引っ越してしまった幼馴染みの真由里で、うちの高校に転入してくるため俺の家に住むことになったらしい。
けれど、タルトやシュクレさん、それに妹の小桃たちはなぜか落ち着かない様子。
そして、真由里のとある秘密を知ってしまった俺は、彼女に協力することになるが…!?
講談社ラノベ文庫新人賞“大賞”受賞のちょっとエッチな学園秘密ラブコメ第二弾!


感想
女の子の秘密を握っちゃった主人公のドタバタラブコメの2巻。
この作品は☆7評価をつけていたので普通なら続刊は買わないのだが、あまりにも購入予定がすっかすかだったので仕方なく購入。
1巻から成長した作者の姿が見れるかなーと淡い期待をしていたがやっぱり駄目だった。
1巻でも指摘したがまずタメが全く効いてない。
女の子がポッと出てきて勝手に秘密を暴露してくる。これじゃダメダメ。
秘密を握るきっかけを手に入れたらさりげなーくプレッシャーをかけて女の子をじらせばコメディとして成立するのにもったいない。
1冊にイベントを詰め込みすぎているのも相変わらず。

そして何より、続編ものとして一番だめなのがキャラがキャラとして確立していないところ。
そのキャラがおおよそ使わないであろう口調や表現を、その場限りのギャグのために喋らせる。これがよくない。
読んでいる途中でずっと「タルトってこんなキャラだっけ?」などと疑問を抱きながら最終的に解決されなかった。
作者の中でキャラクターが固まってないのかな?
この作品のウリであるはずのエロシーンも2巻に入ってパワーダウン。
まあ、もともとこの程度のエロならラノベにだっていくらでも転がってるんだけどね。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆ 7
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

ヴォーテクス学園戦記 レビュー

ヴォーテクス学園戦記 1巻 無双の英雄覚醒

ヴォーテクス学園戦記 1巻 無双の英雄覚醒

講談社ラノベ文庫より2月の新刊「ヴォーテクス学園戦記」のレビューです。

基本情報
ヴォーテクス学園戦記
作者 山田有
イラスト さんた茉莉
ジャンル 学園、バトル、ハーレムラブコメ


あらすじ
星導力と呼ばれる異能をもつ少年少女たちが世界各国から集められる場所―学園都市ヴォーテクス。
そこでは五つの学園が、星騎士戦争という模擬戦争を行っている。
そのうちの一つ、星宮騎士学園に入学した少年・昴は、ある秘密を抱えながらも、軍師としてトップに立つことを目的としていた。
だが、彼は入学早々、固有の星導武装を持つ高レベルの騎士である、剣の加恋、盾の奏、刀の沙夜、レイピアのヴェストリスといった美少女たちと次々にトラブルを起こし、さらに加恋と同じ部屋で暮らすことになってしまう。
最強の少女たちに囲まれた、昴の波瀾万丈の学園生活が始まる―!?
二つの心がすべてをつかむ、超弩級の学園戦記バトルアクション!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5



感想
特殊な学生だけが通える学校が集まった島で陣地取りを繰り広げる学園バトルコメディ。
あらすじを読んで「学戦都市アスタリスク(☆7.5)」を連想した人は少なくないだろう。
もともと購入する予定のなかったこの作品を購入することにしたのは表紙の大剣を担いだ女の子が可愛かったからというのが理由。
さて実際に読んでみてどうだったかというと、「よくできたハイブリッド」だなあという印象だった。
他の作品からいいところを持ってきてくっつける技術はいい。
だけどそこからさらに作品をよく魅せるための技術は足りてなかった。

ここでいう「さらに作品をよく魅せるための技術」は、キャラクターであったりバトルシステムであったり、はたまた話の盛り上げ方だったりするわけだが、まずキャラクター方面は完全に死んでるとしか言えない。
出会って3秒でハイ、デレたーなヒロインたち。
次の場面ではハーレムラブコメにありがちなやりとりばかりでキャラクター一人ひとりの個性が全く出ていない。
「IS(☆9)」の3巻以降でよく見られたやりとりもこんな感じだった。
この作品はキャラクターの個性が読者に伝わってない1巻からそれをやってしまうからキャラが完全に記号と化している。

バトルシステムのほうだが、1年かけて陣地とりゲームというのは最初はどうかと思ったが、夜間でも普通に警備しているというガチさは正直見直した。
が、年単位でリセットされるなら、せめて最初の陣地くらいは公平な分割をして欲しいと思ったり(エリアの初期分配数が均等でない)。
夜間警備に対する維持コストの方面はちゃんと考えられているのかなあと疑ったりと、やっぱり詰めが甘いような気がする。
このルールなら夜襲すればあっという間に終わっちゃう気がする。それなら襲撃できる時間帯をルールで縛ってちゃんと学生生活を送れる上にバトルもするっていう方針にしたほうが盛り上がりそう。

最後に気になったのが主人公。
主人公は弱小高校の知将として活躍するのだが、いかんせんそのバックボーンが薄すぎてどうも戦略に感心できない。
記憶を失った少年がどうしてそこまで知略にたけた少年へと変化したか、そこが全く描かれていないので、戦略を語ってもそれに裏付けというものが感じ取れない。
そしてそんな主人公が最後にはいきなり覚醒(もうひとりの自分(笑))して最強武器を操って敵をせん滅。
こういう中途半端な俺TUEEって読んでて萎える。
最初から覚醒して無双すればいいのに、って思うのは無粋なんだろうか。

テンプレ学園ラブコメを作らせれば最低限のクオリティは保証してくれる庄司編集が付いているうちは、講談社の学園ラブコメは本当に最低限はクリアしてくれるだろう。
だけど、そこから脱出して面白い作品になるにはやっぱり作者の力量が必要だし、脱出せずに満足しているようではエンターテイメントとして不十分。

最後に、作中でさりげなくガンランスって武器が出てきたけど、軽くググってみてもモンスターハンターシリーズにしか登場してないよね、ガンランス。
そういう面からみてもやっぱりこの作品はどこかほかの作品にインスパイアされてオリジナリティに欠ける気がするんだよなあ。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

女子には誰にも言えない秘密があるんです! レビュー

女子には誰にも言えない秘密があるんです!/山本充実

女子には誰にも言えない秘密があるんです!/山本充実


講談社ラノベ文庫より11月の新刊「女子には誰にも言えない秘密があるんです!」のレビューです。

基本情報
女子には誰にも言えない秘密があるんです!
作者 山本充実
イラスト かわいまりあ
ジャンル 学園、ドタバタラブコメ


あらすじ
容姿端麗、スタイル抜群、文武両道の完璧お嬢様―清流院タルト。
それに引き替え俺は、顔も成績も運動も平均的な―まあ要するにただの平凡な男だ。
だがある日の放課後、俺はふとしたきっかけで、タルトの秘密を知ってしまう。
本当の彼女は、学校でのイメージとは正反対の、格闘技好きな(かつ、パッド入りの偽乳の)ちょっと変わった女の子だったのだ!
そして、普通になりたいタルトと、脱平凡を目指す俺は、パートナーとして一緒にがんばることになる。
手始めは、タルトいわく本物のお嬢様である、タルトの双子の姉・シュクレの生活スタイルの調査。
だが、彼女は彼女で、とある秘密を抱えていて…!?
第2回講談社ラノベチャレンジカップ新人賞“大賞”受賞の学園秘密ラブコメ開幕!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆ 7
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7



感想
講談社ラノベチャレンジカップ対象受賞作品。
何の変哲もない主人公が、美少女姉妹の秘密を知ってしまう秘密握っちゃった系の学園ドタバタラブコメ。

新人作家には言い方が厳しいかもしれないが、ちょっとこの作品は普通レベルに達しているとは到底言えない。
秘密握っちゃった系作品の一番おいしいところ、描いてほしいシーンというのは主人公が日常から非日常へ切り替わる瞬間。
つまり女の子の秘密を知っちゃった、もしくは女の子に秘密を握られちゃったまさにそのシーン。
そこにたどり着くまでに主人公がいかに平凡であるかを描写し、恥ずかしい秘密の共有が起きることで日常の何気ないシーンが「いつ秘密がバレるかわからないドキドキ」に変わっていく、その転換。
それがこの作品ではキャラクターのバックボーンも薄く、始まってたったの30ページで秘密の共有まで終わってしまうから読者心理として全然盛りあがれない。
しかも秘密の内容もぶっちゃけその程度?レベルのもので、話が狭い世界で完結してしまっているパターン。
もう一人のヒロイン(姉)のほうは変態であるという秘密を暴露するが、その暴露シーンも物語の流れとして正直かなーり怪しい。
もっとヒロインの羞恥心を煽りながら、隠喩していって最後にデーンと暴露すればいいのに、いきなり「あなたも変態なんですね、私は変態です」では面白みに欠ける。

その後のあらゆるイベントも全体的に描写不足で、駆け足でイベントをこなしているだけにしか見えない。
ドタバタラブコメはイベントをこなすだけじゃダメなのよ。
ワンシーンをもっと味わい深く、ネタとネタの相互作用で爆笑をもたらすようでないとダメ。
場面転換が多く、しかも場面ごとのキャラクターが非常にブレているため、キャラ的魅力もあまり感じ取れなかった。
一部でエロくていいという感想も見受けられるが、ぶっちゃけこの程度のエロシーンは今のラノベではありきたりなのでそっち方面で突き抜けているかと言えばそうでもなく、メインシナリオもいいところがなかった。
このレベルの作品が大賞を受賞してしまうチャレンジカップのレベルそのものを疑ってしまう。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

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