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ひきこもりパンデモニウム レビュー

ひきこもりパンデモニウム/壱日千次

ひきこもりパンデモニウム/壱日千次


MF文庫Jより8月の新刊「ひきこもりパンデモニウム」のレビューです。

基本情報
ひきこもりパンデモニウム
作者 壱日千次
イラスト うすめ四郎
ジャンル ホームドラマ、学園


あらすじ
史上最強の退魔師・日高見久遠は引きこもりである。
肝心の悪魔がやってこないため周囲から家業をバカにされ、久遠が力を発揮するのは自宅警備のみ。
兄の春太は妹を学校に行かせようと奮闘するが、久遠の引きこもりスキルは磨きがかかるばかり。
そんなある日、ついに念願(?)の悪魔軍が襲来。だが、最強の悪魔王サタンすら久遠の相手ではなく、悪魔軍はあっさりと降伏。
しかも成り行きでサタンが地獄に帰れなくなり、退魔師兄妹と悪魔王の奇妙な同居生活が始まってしまった!?――


評価
キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
「社会的には死んでも君を!(☆8)」の壱日千次の新シリーズ。
前作では理不尽とでも言っていいギャグの応酬でなかなか見られない独特のセンスを見せていた作者だ。
この作品でも理不尽ギャグは健在。
法力パワーでモザイクとか予想の斜め上を行くぶっとびギャグでゲラゲラ笑ってしまった。

ただ、やはりというかシリアスパートはまだまだ弱いなと感じた。
途中までギャグ作品だったのに唐突にシリアスを挟んで後半30ページで一気に作風がガラリと変わってしまった。
そして最後のネタバラシもなんだかなーという感じ。
このガッカリ感も似ている。
前作からあんまり成長してないなあ。

とはいえこの人の描くギャグは好きなのでいっそのことジャンルを変えてチャレンジしてほしい。
この作品も今後続けられる要素がないのぶっちゃけ単発作品として流して次の作品を発表してもいいと思う。
この理不尽なまでのギャグはおそらく部活系日常モノを描かせたらすごく光ると思う。
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テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

止まらないで自転車乙女 レビュー

止まらないで自転車乙女

止まらないで自転車乙女


スーパーダッシュ文庫より8月の新刊「止まらないで自転車乙女」のレビューです。

基本情報
止まらないで自転車乙女
作者 阿羅本景
イラスト みけおう
ジャンル スポーツ、ドタバタラブコメ


あらすじ
「誰だって自転車くらい乗れるのは当たり前」
高校生・秋山陸の思い込みを木っ端みじんにしたのは、名門女子校『白輪館女学院』中等部に通うお嬢様たちだった。
乗れないのに情熱的で自転車好きの千晶。高飛車で自転車を見下す沙羅。男性&自転車恐怖症の綾音。
そんな一癖も二癖もある少女たちのコーチとなった陸の七転八倒が始まる。
止まるな、漕げ、そうしないと自転車は転けるんだ――ボーイミーツガール・ウィズ・サイクル、ここに開幕!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5



感想
「とわいすあっぷっ!」や「フールズフィスト」の阿羅本景によるスポーツラブコメ。
自分はこの作者の本を読んだことはないがどうもあまり評判が高くなく、上記シリーズもそれほど長く続いていないようだ。
表紙のピンク髪ロングの少女に釣られて購入したもののほとんど期待はしていなかった。

しかし中身を読んでみると、これは面白いじゃないか!
登場する女の子がみんなかわいい。
自転車の知識は豊富で自転車に名前を付けちゃうピンク髪ロング、自転車に乗る必要がないほどのお金持ちな金髪お嬢様、男性&自転車恐怖症のボブカット。
ええ、ストライクゾーンど真ん中ですよ。
そしてかわいい女の子たちとの掛け合いもさることながら、スポーツモノとしてもそれなりにちゃんとやっているというのは評価できる。
こういう作品ってラブコメシーンがないがしろにされがちだが自転車を教えるシーンがきっちり描かれていた。

読メでは「ロウきゅーぶ!(☆10+)」に似ているという感想がちらほら見えるが、あちらは相手が小学生なのでお色気シーンがそれほどお色気でなかったがこちらは中学生なのでそっち方面もOK。
熱血度ではさすがに向こうには負けるけど。
しかしJCになったばかりの女の子があんなにスタイルがいいってのはちょっと…いやアリか。

話の中心に登場してくる先生とかはちょっとやりすぎな感じであんまり印象がよくないが、それ以外のキャラは総じてかなり高い水準で今後もキャラモノとして期待が持てそう。
久しぶりに当たりを引いたかもしれない。

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剣帝の女難創世記 レビュー

剣帝の女難創世記

剣帝の女難創世記


富士見ファンタジア文庫より「剣帝の女難創世記」のレビューです。

基本情報
剣帝の女難創世記
作者 稲葉洋樹
イラスト あゆや
ジャンル ファンタジー、学園、ハーレムラブコメ

あらすじ
「あらあら~一体どちら様かしら~?」
「お、男の人…!?」

高校生、中山戒は目覚めると異世界の女風呂の中にいた!?
魔力を持つ者が班ごとに分かれ、対抗戦によって実力を磨く―ニブルヘイム王国王立士官学校。
次に負ければ全員退学の落ちこぼれ班の女の子たちは、戒が「英雄」として召喚されたことを知ると―

「私は、その…こういうことは初めてなんだ」
「殿方を興奮させるためにはどうすれば良いのか聞いているのですわ!」
「その…えっちなことしてくれませんか?」

なぜか恥ずかしがりつつも戒にえっちをねだってきて!?ゆずれない想いを抱き剣帝はハーレムロードを今、駆け上がる!!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5


感想
「いもうとコンプレックス(☆7.5)」の作者の新作。
作品の感想と言われても、ぶっちゃけて言ってしまえばテンプレ。
よくあるハーレムラブコメの設定で、よくあるハーレムラブコメのハプニングが起きて、よくある寸止めエロが盛り込まれているだけ。
いや、別にテンプレそのものを否定するわけではない。
しかし、テンプレを使うということは、それ以外の部分でオリジナリティを出さないと全くもって印象に残らないということである。
この作品のキャラが特によかったとか、この作品は掛け合いが素晴らしいとか。
そういう作品が残っていくわけで。
この作品にはそういうのがなかった。

さらに言ってしまえば、いもうとコンプレックスの時も思ったのだがファンタジー設定の使い方が上手でない。
たかだか学生の学校内の大会で優勝したらなんでも願い事がかなえられちゃうとか全く持って興味がわかない設定はいらない。
そしてバトルシーンも簡潔すぎて情景が浮かばない。
添えるだけのファンタジーを描くくらいなら他のレーベルに引っ越して普通に学園ラブコメにしちゃえばいいんじゃないとも思ったりする。
まあ、そうだとしても面白くなるとは思えないけど。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

大室家 感想

限定版 大室家 1/なもり

限定版 大室家 1/なもり


IDコミックスより「大室家」の感想です。

基本情報
大室家
作者 なもり
ジャンル 日常、百合


あらすじ
優秀な長女・撫子、 残念な次女・櫻子、 優秀な三女・花子からなる 大室家三姉妹。
彼女たちのゆるふわな日常や、 それぞれの友だちとの ふんわりとした交流を 繊細かつ大胆に描きます。
どこかで見たような 『ゆるゆり』キャラクターも登場したりと けっこう大忙し。


感想
「ゆるゆり」の作者なもりが描く、大室3姉妹をピックアップしたスピンオフ作品。
3姉妹日常生活を描いた作品となっている。
当然メインは撫子、櫻子、花子の3人だが、彼女たちのクラスメートも負けず劣らずの濃いキャラクターである。
撫子には彼女?がいたり、花子をライバル視するツンデレっぽい子はいるし、これはこれでいい。

ただ、個人的にこの3姉妹、ゆるゆり登場キャラの中ではあんまし好きなほうじゃないんですよね…。
なんというか3姉妹の中で若干壁があるのが雰囲気がよくない。
やっぱ仲がいいのがいいんだよ。
ネタ自体は悪くないんだけどね。
それよりちらっと登場する向日葵とか楓のほうがかわいい。
むしろこっちを主人公にした「古谷家」を発売してほしいくらいだね。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9

テーマ : 読んだ本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

ぼくのゆうしゃ レビュー

ぼくのゆうしゃ/葵せきな

ぼくのゆうしゃ/葵せきな


富士見ファンタジア文庫より7月の新刊「ぼくのゆうしゃ」のレビューです。

基本情報
ぼくのゆうしゃ
作者 葵せきな
イラスト Nino
ジャンル ファンタジー


あらすじ
兄さんの危篤を知り病院へ急ぐ途中、ぼくはトラックに撥ねられてしまった。
目を覚ましたぼくがいたのはファンタジーな異世界で、目の前には謎の浮遊型毛玉生物・ルウがいて…。

「ルウはご主人の下僕です!そしてご主人は勇者ですぞ!」
「…ゆ、勇者?(声に出すと意外と恥ずかしかった!)」

勇者の役目―女神さまを眠りから覚ますため、ルウや道中で出会った“自称”大魔導師など、愉快な仲間を引き連れたぼくの旅路に待ち受けているものは―!?
想う強さが願いを叶える、超王道ライトファンタジー開幕!!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
「生徒会の一存(☆10+)」の作者の新シリーズはファンタジー作品。
とはいってもノリは完全に生徒会シリーズを継承しており、ファンタジー作品の中ではライト中のライト。
生徒会はパロネタが中心だったが今回はパロディが使えない世界観なのでどうするかと思ったがやはりベテラン作家、そこら辺は違う。
オリジナルのギャグを使ってもきっちり笑わせられた。
それでいてギャグシーンで使った設定をしっかりとシリアスシーンでも回収する腕はもうさすがとしか言いようがない。

基本コメディ調で進むのだがシリアス要素も結構がっつりと入ってくる。
このあたりのバランスも生徒会に似ているかな。
とはいえ主人公が小学4年生とかなり幼いためバランスがかなり不安定で大味な展開になっている。
杉崎は無理難題を笑顔で跳ね返したがこの小学生にはちょっと荷が重そうな気がしなくもない。
小学生であるという設定を今後どれだけ活かせるかがキーポイントとなってきそう。

14ページのあとがきは面白かったので今後もたくさんあとがきを書けるように呪っておきます。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

九罰の悪魔召喚術 感想

九罰の悪魔召喚術/折口良乃

九罰の悪魔召喚術/折口良乃


電撃文庫より「九罰の悪魔召喚術」の感想です。

基本情報
九罰の悪魔召喚術
作者 折口良乃
イラスト 戌角柾
ジャンル 学園、ドタバタラブコメ、ファンタジー


あらすじ
極東で起こった『天草の乱』。
天草四郎率いるキリシタンが幕府軍を倒し、巨大なカテドラルを建設、それまでの宗教観念を根底から覆した。
その抵抗運動は『聖シロウの革命』と呼ばれ、当地はアジア最大の景教国家として栄えていった。
そんな『日本』に住む、信仰心ゼロの少年・遠野九罰は、召喚した覚えのない美少女悪魔アイムに手を焼いていた。
その様子を見た妹には微妙に嫉妬される毎日で、九罰には平穏なんて言葉は信じられなかった。

ある日。街で悪魔が事件を起こした。
九罰は、アイムの命を狙うエクソシスト・聖ルカと渋々犯人を探ることになる。ソロモン72柱の悪魔から、プロファイリングによって犯人を探るアイム。
そこで判明したのは意外な事実で…!学園ゴシックストーリー開幕。


感想
現代日本とは異なる別の日本を舞台としたファンタジー系作品。
だが、中身を読む限り別に天草うんぬんの設定じゃなくても現代日本で出来る内容だし、その設定については疑問。
そしてそれ以外の要素についても唐突に出てくるため、読んでいて出鼻をくじかれた。

出鼻をくじかれたが世界観自体は悪くなく、悪魔と人間との等価交換なんかも設定そのものは面白そう。
そう、設定は面白そうなのにその使い方、魅せ方を盛大に間違ったために物語が締まらない。
最後は主人公が死んだ後に復活してくるわけだが、代償として命を支払ったのにほぼなんのリスクもなしに復活してくるのはダメだろ。
そして復活するならもっと倫理観とかそういうのを前に出さないと。

さらに言うなら主人公が受け付けられない。
向う見ず・短気・自己犠牲野郎の3点セットで魅力を感じられなかった。
個人的に一番嫌いなタイプですよ。主人公に限らずヒロインやモブであっても。
敵との実力差を測れないのに簡単にキレて突っ込んで負けるっていうのに加え、妹を大事にしているような描写があるのに自分が命を差し出すことで妹がどうなるかを考えていない、うわべだけの自己犠牲。
ちょっと萎える。
ヒロインたちはそれなりにかわいいのだが主人公が残念なのとストーリーの魅せ方を間違ってしまったためにごく平凡な作品にとどまった。



評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

9月の新刊 上

9月上半期の新刊情報です。

New!は新シリーズ
☆は購入確定
○は購入検討


HJ文庫 1日発売
六畳間の侵略者!? 14巻
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 9巻
俺のリアルとネトゲがラブコメに侵蝕され始めてヤバイ 8巻
New! 姉ちゃんは中二病 ×
New! 高1ですが異世界で城主はじめました ▽
New! 外道王子の魔神隷従 ▽


角川スニーカー文庫 1日発売
RDG 4巻
彼女たちのメシがマズい100の理由 4巻
煌帝のバトルスローネ! 3巻
僕の欲望は手に負えない 3巻
New! S WHITE -
New! 俺の教室にハルヒはいない ×


講談社ラノベ文庫 3日発売
アウトブレイク・カンパニー 7巻
ごーいんぐ?ほーみんぐ! 3巻
New! 巡ル結魂者 ×
New! I.R:I.S ▽


このライトノベルがすごい!文庫


電撃文庫 10日発売
新約 とある魔術の禁書目録 8巻
境界線上のホライゾン 6巻下巻
マグダラで眠れ 4巻
ブギーポップ・ウィズイン
僕と彼女のゲーム戦争 6巻 ☆
やがて魔靭のアリスベル 4巻
天鏡のアルデラミン 4巻
完璧なレベル99など存在しない 3巻
安達としまむら 2巻
ノロワレ 3巻
漆黒のエインヘリアル 2巻
おんたま! 2巻
赤村崎葵子の分析はデタラメ 2巻
New! 鮎原夜波はよく濡れる ▽
New! ロストウィッ・ブライドマジカル ▽
New! リペットと僕 ×
New! 双星の捜査線 ▽
New! 葵くんとシュレディンガーの彼女たち ▲ ☆


GA文庫 15日発売
男子高校生のハレルヤ! 4巻
優等生以上、フリョー未満な俺ら。 7巻
装甲少女はお好きですか? 2巻
のうりん 7巻
New! Let's パーティー! ▽


購入確定はゲーム戦争と新シリーズからシュレディンガーの彼女たち。
久しぶりにティンと来ました▲印。半年に1冊つくかどうかのレベルと言っておきながら去年の新生徒会の一存以来▲はありませんでした。
時間モノ+ラブコメ、しかも雰囲気よさそうとくればこれは購入せざるを得ないでしょう。

9月上半期の注目作
葵くんとシュレディンガーの彼女たち(電撃文庫)

この1冊だけ。よさそうな理由は上記。

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ウチの彼女が中二で困ってます。 レビュー

ウチの彼女が中二で困ってます。 1 (富士見ファンタジア文庫)/日の原裕光/著(文庫)

ウチの彼女が中二で困ってます。 1 (富士見ファンタジア文庫)/日の原裕光/著(文庫)


富士見ファンタジア文庫より3月の新刊「ウチの彼女が中二で困ってます。」のレビューです。

基本情報
ウチの彼女が中二で困ってます。
作者 日の原裕光
イラスト 有子瑶一
ジャンル 学園、異能、ドタバタラブコメ


あらすじ
中枢神経第二覚醒症候群―通称“中二病”。
この俺・不知火慧が転校してきた昇竜門学園は、特殊能力を発現させたその“中二病”学生だけを集めた特殊な学園だ。
今度こそクールでモテモテのキャラになるという、野望を達成するはずだったのだが…。

「私は中二病患者全員に中二病を楽しんでもらいたいのよ!」

俺の計画は今、夜会陽成美の出現によって、脆くも崩れようとしていた。
生徒から「ヤッカイさん」と呼ばれ恐れられる美少女に目を付けられた、俺のモテモテ学生ライフ(予定)はどこだっ!?―。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5


感想
このタイプの学園ドタバタラブコメは、はっきりいって掃いて捨てるほど存在する。
その中で人気が出て長く続いている作品は、かけあいの一つひとつがおもしろい、キャラクターが可愛い、いや、実は設定がすごく凝っていて世界観に引き込まれちゃうなど、なにかしらいい点があるのが当然。
だけど、この作品はどれも平均点前後で特に何かずば抜けていいという要素が見当たらなかった。
中二病という設それ自体は割と目新しいが、目新しいだけでやっていることは微妙。
バトルシーンもうならせるような展開にはならなかった。
コメディシーンは悪くないが、ラブコメ展開も若干あくびが出ちゃうような内容でキャラとキャラの掛け合いでニヤリとするシーンがなかった。
後半のロリヒロインを助けるシーンが冗長気味だったのも影響しているのかもしれない。
やはりこういう作品でどこを切っても平均点だと、読んだ後の印象が薄くなってしまうなあ。

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みなみけ 11 感想

みなみけ 11/桜場コハル

みなみけ 11/桜場コハル


みなみけ 11巻の感想です。

基本情報
みなみけ
作者 桜場コハル
ジャンル 日常
既刊11巻続刊


あらすじ
南さんちの3姉妹、その平凡な日常をまったりと。
ハルカ、カナ、チアキ、南家(みなみけ)の3姉妹が贈るワンダフルまったりショートストーリー。
他愛もない日常の事件が、時に大きく、いつもは小さく発展していくサマをお楽しみください。


感想
まったり日常系漫画の11巻。
みなみけのくせにちゃんとオチている…だと…?
山なしオチなし意味なしが信条のみなみけなのにきっちりオチているとなんかそわそわしてしまう。
今回は千秋成分が多かったなあという印象。
お正月では夏奈が千秋を過剰に持ちあげるというみなみけお得意のパターンで大吉様にさせられる千秋。
ゴキブリ襲撃回では藤岡に迷惑をかけたくないからと強がりの嘘をついたり。
いや、千秋もかわいいんだけど、もっと夏奈を出せ!
そして藤岡ももっと出せ!
キャラは多く出ていてネタもきっちりオチていて面白かったが、藤カナ派としては若干物足りない1冊だった。
何気に保坂の出番も少なかったしね。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5

.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5

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百錬の覇王と誓約の戦乙女 レビュー

百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア)/鷹山誠一

百錬の覇王と聖約の戦乙女(ヴァルキュリア)/鷹山誠一


HJ文庫より8月の新刊「百錬の覇王と誓約の戦乙女」のレビューです。

基本情報
百錬の覇王と誓約の戦乙女
作者 鷹山誠一
イラスト ゆきさん
ジャンル ファンタジー、戦記モノ


あらすじ
戦乱の黎明世界「ユグドラシル」に迷い込んだ現代の少年、周防勇斗。
弱肉強食、幾多の氏族が覇権を争うこの世界で、勇斗は現代知識を武器にわずか十六歳にして数千もの軍勢を率いる宗主にまで昇り詰めていた!
異世界で王になった少年と、盃の契りを結び彼に絶対の忠誠を誓う麗しき戦乙女たちが織りなす、痛快無双ファンタジー戦記、ここに開幕!!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
「オレと彼女の絶対領域(☆10+)」の鷹山先生の最新作。
異世界に飛ばされた主人公がスマートフォンを駆使してオーバーテクノロジーを輸入し、一国の主にのしあがる戦乱ファンタジー。
内容そのものはよくあるHJチックなファンタジーなのだが、そこはやはり鷹山先生。
小難しい引用で話を構築するかと思えばふとした場面で入る小ネタにクスリと来る。
また、特有の家族システムを話の軸の一つにしているが、そこからの心理描写は非常に丁寧である。
前作品ではトラウマをストーリーに落とし込むのが上手だったがこちらも人の心の動きを描くのがとてもよく映えていて感心。

と、ここまで結構いい作品の雰囲気なんだが、ちょっと不満点も多かったので☆8.5にはできなかった。
まず、文章の読みづらさ。
文体自体は非常に丁寧なのだが、傍点を振りすぎてページ全体が汚く見え、読みづらい。
傍点は本当に強調したところだけに振らないとかえって強調したいことがブレてしまう。
この作品の傍点はまるで中学生がテスト勉強用に蛍光ペンで単語にラインを引きまくった結果、どれが本当に重要な単語かわからなくなってしまった、そんな印象だった。
これは編集がもっとしっかりすべきだろう。
HJ文庫では空埜一樹の「うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。(☆6)」「シンマと世界と嫁フラグ(☆7.5)」なんかでも強調表現の使い過ぎで読みづらいと感じたことがある。
もし担当が同じ人であるなら、この担当はちょっと編集業に向いてないと思うよ。マジで。

次に主人公。
(なぜか)つながる電子機器を使って外界から知識を得てのし上がったのはいいのだが、それを褒められるといつも「チートだ」といって自分を卑下する。
これがかなりマイナスに映る。
主人公は困った人を放っておけない性格だったと思うが、それならもっと堂々としていていいと思う。
現状だとただの嫌味にしか聞こえない。

次にヒロインたち。
前作ではヒロインたちのやりとりが非常にかわいかったのだが、残念ながら今作は自分の琴線に引っ掛かるような女の子がいなかった。
女の子が最初からデレデレMAXだからなのだろうか?
前作のようにニヤニヤするようなやりとりがほとんどなかった。
こればっかりは相性の問題かもしれないが、イラストも平凡で属性的にも今一つ。
今回の絵師は戦場シーンのイラストは迫力があって素晴らしいんだけど、対照的に女の子を女の子として描くシーンでいまいち映えないんだよなあ。

最後にシーンのすっ飛ばし。
物語は異世界に飛ばされてから2年経過し、覇権を握った状態からスタートするが、物語的にはそれまでののし上がりのほうがおいしいシーンが詰まってると思う。
ただ、それを描くと結構な文量になる上に女の子をあまり出せずにほぼ戦記モノになってしまい、巻数が進んでから回想として挿入することもできるため、これはそういう戦略だとしたらなくはない。
だけどやっぱりどっかで入れてほしいシーンではある。

不満点が結構長くなってしまったが総合的には平均点以上の出来であり、気になる要素があってもそれ以上に引き込まれる要素が上回っていた。
今後どのように展開していくかはわからないが、続きも期待していいだろう。
でも、主人公やヒロインたちの性格はストーリー展開上変更できないこともあるかもしれないが、傍点の量だけは本当に読みづらいから修正してほしい。

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呪われ雷姫 レビュー

呪われ雷姫 -妹ができたと思ったら魔術師でした!?-

呪われ雷姫 -妹ができたと思ったら魔術師でした!?-


ファミ通文庫より7月の新刊「呪われ雷姫」のレビューです。

基本情報
呪われ雷姫
作者 城崎火也
イラスト ぽんじりつ
ジャンル 学園、異能、バトル、ドタバタラブコメ


あらすじ
高校入学を機に、理想の自分を作り上げた俺。だが親の再婚で妹ができ、全ては崩壊の危機を迎えた。
クォーターの金髪美少女な妹だけど、病弱で大食いで猪突猛進のドジっ子、しかも黒魔術と戦う魔術師だと!? ここは現代日本だぞ!
だが実際に呪物の蜂に襲われ、さらに"血の盟約"を結ばされて、俺も事件に巻き込まれることに!
おまけに妹の起こすトラブルで、シスコンだの変態だのと噂が立って、俺の折角の評判が滅茶苦茶だ!?
――呪われ魔術バトル、開幕!!


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5


感想
「ドラゴンクライシス!(☆7.5)」の作者の新作。
前の作品もローズはかわいいなあと思ったけどバトルシーンに緊迫感がなくて切った。
この作品もやっぱりバトルシーンが浮いていた。
血の盟約とか呪いとか結構いろいろな設定を出しているのはいいんだけど、バトルがすべて一撃で終わってしまうために設定をほとんど活かせていない。
もうちょっと長く描いて緊迫感を持たせようよ、と思った。
むしろ、この作者は異能とかファンタジーとかそんな設定をつけずに、思いっきりラブコメに振っちゃったほうがいいんじゃない?と思ったり。
属性てんこもりの妹を出すくらいなんだから学園ラブコメくらい描けると思うんだけどなあ…。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

詠う少女の創楽譜 レビュー

詠う少女の創楽譜(フルスコア) 全巻 ライトノベル セット (1-7巻 最新刊)

詠う少女の創楽譜(フルスコア) 全巻 ライトノベル セット (1-7巻 最新刊)


MF文庫Jより「詠う少女の創楽譜」のレビューです。

基本情報
詠う少女の創楽譜
作者 雨野智晴
イラスト たにはらなつき
ジャンル 学園、ハーレムラブコメ、バトル、ファンタジー
既刊7巻完結

あらすじ
科学と魔法が共存する世界。
魔法は女性の歌によって発動するため、魔法使いは『歌姫』と呼ばれている。
そして彼女たちの能力を高めるために、パートナーとして僕たち『奏士』が存在するのだ。
ただ、そのためには歌姫とキスをしなくちゃいけないので、ちょっと恥ずかしいけれど……。
そんな僕こと神凪タケルは、歌姫と奏士を育成する世界唯一の教育機関・カンタトリス音楽院で、パートナーの花穂たちと訓練に励んでいる。
だがそこに、離れて暮らしていた僕の妹である、日本のトップ歌姫・姫咲明日香が現れて――!? 
歌の想いが世界を変える、スタイリッシュ学園アクション!

「世界とかどうでもいい! キスした責任取れー!」
「責任取れって言われてもさ!」


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10

.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10



感想
作者は、絵師はPCゲーム「D.C.Ⅱ」を送り出した、PCゲーム畑の出身。
戦国時代の様相を呈するPCゲームというジャンルにおいてヒット作を飛ばした作者というのは、やはりそれだけの人気を裏付ける要素がある。
ラノベ業界でいえば例えば「ゼロの使い魔(☆8)」のヤマグチノボル、「IS(☆9)」の弓弦イズル、「冴えない彼女の育て方(☆9.5)」の丸戸史明、「101番目の百物語(☆8)」のサイトウケンジなど。
やはりライトノベルはキャラクタービジネスである面が強い。だからキャラクターに重点が置かれているPCゲームの出身者がブレイクするというのはある意味当然なのかもしれない。

この作者の作品も、とにかく女の子がかわいい。これだけで買う価値がある。
ぶっちゃけるとこの作品の1巻を購入した時は☆7、つまり平均以下をつけていた。
それは主人公に感情移入ができなかったからだ。
でも女の子はとてもかわいいし、主人公が吹っ切れた2巻以降はしり上がりに面白くなっていった。
そして女の子が増えるだけ掛け合いのレパートリーが増え、指数関数的な盛り上がりを見せてくれた作品だった。
キャラは大事に、ストーリーは必要な分だけ、でも設定はちゃんとしているよ。
そういう「ライト」なところのバランス感覚は流石としか言いようがない。

この作品が残念なのは、終わり方がどうみても打ち切りエンドにしか見えなかったところ。
1巻の評判の悪さから2巻での復活がよかっただけに、やはり最初で多くの人が足切りされてしまったのが後々まで尾を引いて、7巻までいったにも関わらず一気にたたませられたという印象はぬぐえない。
作者も楽しそうに書いているだろうなという雰囲気が伝わってきて、キャラが増えるとどんどん面白くなる珍しいタイプの作品だったので、もっと続いてほしかったなあと思っている。

テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

8月の新刊 下

8月下半期のライトノベル新刊情報です。

ガガガ文庫 20日発売
俺が生きる意味 3巻
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 4巻
脱衣伝 2巻
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 7.5巻
New! 高校生魔王の決断 ▽
New! 初恋コンテニュー ▽


一迅社文庫 20日発売
剣刻の銀乙女 4巻
真剣で私に恋しなさい!S 5巻
New! わたしのスライムになりなさい! ×
New! 迷い猫オーバードライブ銀狼VSドッグニンジャ ▽


富士見ファンタジア文庫 20日発売
甘城ブリリアントパーク 2巻
ぼくのゆうしゃ 2巻
再生のパラダイムシフト 3巻
スカイ・ワールド 5巻
対魔導学園35試験小隊 5巻
ライジン×ライジン 6巻
だから僕は、Hができない。 11巻
真伝勇伝 8巻
ウチの彼女が中二で困ってます。 2巻
New! グランクレスト戦記 -
New! 神喰のエクスマキナ ▽
New! 剣帝の女難創世記 × ○


MF文庫J 23日発売
落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国 4巻
偽悪の王 2巻
キャットテイル・アウトプット 4巻
小悪魔ティーリと救世主!? 4巻 ☆
聖剣の刀鍛冶 16巻
超次元ゲイム ネプテューヌ
つきツキ! 12巻
緋弾のアリア 15巻
僕は友達が少ない 9巻
水のマージナル 3巻
New! お前をお兄ちゃんにしてやろうか? ×
New! そして不滅の神域封剣 ▽
New! ただし、彼はヤンデレにさえモテません ×
New! ひきこもりパンデモニウム △ ○
New! マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。 ×


スーパーダッシュ文庫 23日発売
オトメ3原則! 5巻
黒猫の水曜日 3巻
俺の目を見てボクと言え! 2巻
New! 止まらないで自転車乙女


オーバーラップ文庫 25日発売
IS 6巻
デスニートラウンド 2巻
New! マゾヒスティック・エクスタシー ×
New! 時渡りの<紅女神騎士団> ▽ ○
New! 烈風の魔札使と召喚戦争 ▽


ファミ通文庫 30日発売
部活アンソロジー 2巻
黒鋼の魔紋修復士 7巻
B.A.D 11巻
ヒカルが地球にいたころ…… 8巻
犬とハサミは使いよう 3巻
サイコメ 3巻
New! 魔王殺しと偽りの勇者 ▽
New! アルシャードセイヴァーRPG リプレイ -


うわあ…購入確定が1冊だけ、しかも切ろうか迷っている小悪魔ティーリだけかあ。
ということは新シリーズに突っ込めってことかな。


8月下半期の注目作
ひきこもりパンデモニウム(MF文庫J)
時渡りの<紅女神騎士団>(オーバーラップ文庫)

ひきこもりパンデモニウムは「社会的には死んでも君を!(☆8)」の壱日千次の新作。前作は粗削りながらギャグの切れ味はよかったので今作にも期待。
時渡りは時間モノというだけで期待値上昇、ファンタジーとの絡みもよさそう。

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読メユーザー評価から見るオススメライトノベル

ラノベ評価4SS


先日記事にした「読メユーザー評価から見るラノベレーベル勢力図」でも用いた独自の集計方法を用いて、プラス票数の多かったオススメ本をピックアップしてみます。
あくまで読書メーターでの傾向であり、自分が読んでいない本もあるため本当に面白いかどうかはわかりませんが、高評価を得ている本ばかりですので気になる本があれば購入してみてはいかがでしょうか。


10票
明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。/藤まる

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。/藤まる


9票
四百二十連敗ガール/桐山なると

四百二十連敗ガール/桐山なると


クロックワーク・プラネット 1/榎宮祐/暇奈椿

クロックワーク・プラネット 1/榎宮祐/暇奈椿


8票
盟約のリヴァイアサン/丈月城

盟約のリヴァイアサン/丈月城


7票
リア王! (HJ文庫)/若桜拓海/著(文庫)
暗号少女が解読できない/新保静波
覇剣の皇姫アルティーナ/むらさきゆきや
氷の国のアマリリス/松山剛


この中で自分が読んで特にオススメできるのが「暗号少女が解読できない(☆8.5)」です。
ラノベで謎解きという珍しいジャンルですが、これが見事にラブコメとマッチしています。
暗号少女である沢渡さんの魅力が暗号に詰まっており、破壊力抜群。
暗号が解けなくても「悔しい!もう1問!」と思わせるだけの爽快感もあります。

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読メユーザー評価から見るラノベレーベル勢力図

ラノベ評価3SS


ラノベ評価2SS


自分は読了したライトノベルに☆いくつといった感じで評価をつけていますが、自分以外にも評価を数字でつけている人が結構いるので「これはなにかに使えないか?」と思い、去年の9月から読書メーターのユーザーの評価を(勝手に)まとめてエクセル管理をしています。
で、この表はどのように見るかといいますと…

まず上の画像は本の名前と情報、そして各ユーザーの評価が入力されています(プライバシー保護のためユーザー名は伏せています)。
横軸に見ればその本に対する評価が見られ、縦軸に見ればそのユーザーの評価がまとめて見れます。
例をあげれば524は「ゾディアック・ウィッチーズ」に☆7.5、「俺が主人公じゃなかった頃の話をする」に☆8をつけています。
そしてセルが緑色になっている部分はそのユーザーの中で平均点以下、赤色になっている部分は平均点以上であることを示しています。
524の評価は☆7.5以下は緑、☆8以上は赤になります。
もちろん各ユーザーによって評価スタイルやその分布が異なるので、数値と色はユーザーが異なれば一致しない部分があります。

そうして各ユーザーの評価が集まったところでプラス票(赤色)マイナス票(緑色)の差を出します。
赤-緑が2票以上なら作品名が赤くなっています。つまりこれは評価が高い作品です。
逆に赤-緑が-2票以下なら作品名が緑色になっています。この作品は評価が高くないといえます。


今度は下の画像の見方です。
各レーベルごとにプラスの数とマイナスの数を数えて、その差分を出しています。
右から2番目の列はそのレーベルから出された新シリーズの数、一番右の列は(プラス評価の数+マイナス評価の数)/シリーズ数となっています。
このデータは2012年9月から2013年7月までのデータが収録されています。


さて、ここから各レーベルの勢力図を考察していきたいと思います。
まず下の画像の右から3番目の列。これはそのレーベルの作品を買ったときに面白い作品に出合いやすいかを表しています。
当然プラスなら当たりを引く可能性が高いです。
これを見ると業界最大手である電撃文庫は11か月で56もの新シリーズを送り込んでおり、外れ作品も一定の割合で存在するが全体的に見れば読者に面白いと思わせるだけの作品が多いということがいえます。
次いでMFファミ通ガガガあたりも当たり作品に巡り合える可能性が高いといえます。
率でいえばファミ通やガガガは当たり率が相当高いです。

逆にマイナス方向に多いのがこのラノ、一迅社スーパーダッシュ、そして意外や意外、富士見ファンタジア文庫は相当評価がよくありません。
新シリーズの規模では業界3番手ですが新作がぱっとしていないというのが現状のようです。


次に一番右の列からいろいろ考察をしてみましょう。
一番右の列の数字が高いということは「読者数が多い」もしくは「高評価、もしくは低評価である作品がわかりやすい」ということがいえます。
プラスマイナス2票で色がつくという集計方法にしているので読者数が多ければ多いほど当然色がつきやすくなり、数値は上昇します。
また、読者数が少なくてもとがっている作品(いい意味でも悪い意味でも)をたくさん送り込むレーベルは数値が高くなります。
逆に数字が低いレーベルは「是とも非ともしがたい微妙な作品が多い」もしくは「そもそも読者数が少ない」ということになります。
桜ノ杜ぶんこを見てもらえればわかりますが、絶対的な知名度の低さが評価数そのものに出ているため新作を出してもほとんど感想がつかず、赤にも緑にもなりません。

それではこれらを踏まえて考察。
ここもまずは電撃文庫から。電撃文庫は知名度が高くレーベルのイメージも良いため新シリーズが出ればとりあえず誰かに買ってもらえる可能性が高く、評価がプラスもしくはマイナスにつきます。
完全に読者層を確保した安定レーベルといえます。

次に注目したいのはガガガ文庫、そしてHJ文庫
どちらも高確率で評価がついていますが二つは対照的といえるでしょう。
ガガガ文庫はプラス票がマイナス票を圧倒しているのに対し、HJ文庫はプラスとマイナスの数が均衡しています。
ここからガガガ文庫評価の高さから固定の読者層をガッチリ確保しているといえるでしょう。
一方、HJ文庫は読者層を確保しているとは言えず、作品によってクオリティの差が激しいといえます。
逆にきっちり見極めればハズレ作品を回避しやすいレーベルとも言えます。

そして一迅社文庫スーパーダッシュ文庫
他のレーベルと比較して明らかに値が小さいです。
これは完全に認知度が低く、そしてクオリティも微妙な作品が多いパターンです。
微妙な作品が多いため購入してもらえず、評価がついてもプラスorマイナスに偏らない、悪い意味で平凡な作品が多いレーベルといえます。


以上を総合してみると
電撃文庫は最大手であり読者数も多いが、その多さは新シリーズの評価のよさに裏付けされており盤石。
MF文庫Jは知名度もそれなりに高く、高評価を得る作品の割合も電撃と比較してそん色ないレベルで送り出している。
富士見ファンタジア文庫は知名度は高いもののそれが作品の評価とは結びついておらず、今後改善しなければ現在のポジションを維持していくのは若干厳しいかもしれない。
ガガガ文庫は作品の数は多くないがいい作品を送り出すという認知がされていると思われ、固定ファン層が確実に存在している。
GA文庫はこの考察から読み取れることはなく、案外特徴の薄いレーベルである。
ファミ通文庫は結構いい作品を送り出しているのだが、固定客がついていないためかあまり認知されていない。そのため認知度改善が必要である。
HJ文庫は当たり外れがはっきり分かるレーベルなので購入する際には検討が必要。ムラの激しさを改善すれば上昇の見込みあり。
スーパーダッシュ文庫は数を出しているのに固定の読者層はほとんど存在していない、ちょっとまずい状況。
一迅社文庫も新作の数ではかなり大手であるが完全にニッチな存在と化している。
その他新興レーベルは今回特に述べるような傾向は見られなかった。

こんな感じになります。

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テツワンレイダー 1 感想

テツワンレイダー[ライトノベル] 全巻セット(1-4巻 最新刊)大楽絢太

テツワンレイダー[ライトノベル] 全巻セット(1-4巻 最新刊)大楽絢太


富士見ファンタジア文庫より「テツワンレイダー 1」の感想です。

あらすじ
傭兵の国ログレス。「黒のオーロラ」によって、外界と断絶されたつまらない国に、ひきこもりでやさぐれた俺がいる。
俺の名はグレン・ユーク。ある日、俺は訪れたバザーで“ネコ耳メイドロリ美少女フィギュア”を手にする。
驚くことに美少女人形は武器にかたちを変え、おまけに人形屋のオッサンとのバトルが勃発。
辛くも逃げ出した俺に、その人形“剣精”は自らディアと名乗り、さらに続けた。
「外の世界を見てみませんか?」と。
その日から俺とディアの、外の世界に出る権利“至高の四本”をめざす“剣精試練”がはじまった!なりゆきでロー→ハイテンション・バトルファンタジー、満を持して登場。


感想
イラストがいいので以前から気になっていた作品だったが、購入の機会があったので読んでみたところ…。
なんだこれは?(驚愕)

とにかく薄っぺらい。本の厚さの話ではなく世界観の設定、キャラ背景が。
ダイジェスト版でお送りするにしてももうちょっと設定に厚みを持たせることはできなかったのだろうか。
まず、外界と断絶された世界という設定がほとんど役割を持っておらず、必然性が薄い。
そして、ひきこもりである主人公が外の世界を目指したいという理由も説得力に欠け、また元ひきこもりっぽさも全然感じない。
精剣戦争の設定も「Dソード・オブ・レジェンド(☆8.5)」と似たような感じだがあちらはギャグ作品だったのに対してこちらは普通にファンタジーなのでいまいち面白みを感じない。
そんな感じで薄っぺらく説得力の欠ける説明しかなされないままバトルが始まってしまい、バトルの中身もお粗末な出来。
だから作中で人が死んでも「ふ~ん」程度にしか思えなかった。これは致命的だろう。

ファンタジー作品の1巻でどこまで話を進めるかというのは結構難しい。
1巻で作品の設定しか羅列できず批判される作品も結構ある。
しかし、この作品は逆にいろいろ説明すべき点をすべてすっ飛ばしてしまったためにファンタジー系の厚みを感じられず、盛り上がりに欠けていた。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆★ 7.5
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆★ 6.5
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆☆★ 8.5
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆ 7
オススメ度:☆☆☆☆☆☆★ 6.5

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