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時の悪魔と三つの物語 レビュー

時の悪魔と三つの物語/ころみごや

時の悪魔と三つの物語/ころみごや


HJ文庫より7月の新刊「時の悪魔と三つの物語」のレビューです。

基本情報
時の悪魔と三つの物語
作者 ころみごや
イラスト かぼちゃ
ジャンル 時間モノ、ラブコメ

あらすじ
「わたしね、ラキが帰ってくるまで、絶対に泣かないよ」

結婚の約束をして外界に旅立つラキを見送るイルクを待ちうけていたのは過酷な運命と『時の悪魔』だった。
悪魔から時を駆けることが出来るという『時の砂』を受け取ったイルクの決断は……。
『時の悪魔』によって運命の岐路に立たされた3組の男女が織りなす、「時を超える」新本格ファンタジー。


評価
.キャラクタ:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
  イラスト:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ストーリー:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
.ドタバタ度:☆☆☆☆☆☆☆ 7
..総合評価:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8
オススメ度:☆☆☆☆☆☆☆☆ 8


感想
HJ文庫大賞受賞作品。
あらすじの通り、3組の男女が過酷な運命を経験する時間モノラブコメ。

時間モノ大好きな自分がホイホイ釣られる設定だったので迷わず購入した作品。
ただし時間モノとしての出来は若干物足りなかったという印象だった。
3組の男女の設定を頭から描くために各キャラに対しての描写が根本的に足りていない。
そして「悲惨な結果を迎える現在の時間軸から別の時間軸へ行く」という流れは時間モノの定番の一つであるが、そこに悲愴感が足りない。
それを描写する時間が足りていないからだ。
どうせなら3話詰め込みじゃなくてもっとじっくりと巻数をかけてストーリーを展開すればよかったんじゃない?
また、3話全てがハッピーエンドで終わっているが、例えば時間を移動したことでバッドエンドになっちゃったな話があればそれもスパイスになったかもしれない。

と、ここまでちょっとマイナス印象であるが、この話をラブコメ方面で見た場合、それぞれきっちりとオチがついていてなかなかいい感じのラブコメとして読むことができる。
悲愴感が少ない分、物語の読み口はあっさりしていて、なおかつ世界観がほんわかしている。
若干の設定の齟齬に目をつぶれば結構いい線いっている。
一つの世界観で別の男女の恋愛を複数描いた短編集といえば「天使のレシピ(☆8.5)」なんかもあり、それに似た雰囲気を感じた。

総合的に見ればやや不満点が多いものの作風は嫌いになれず、またここからの上積みが期待できそうな作家であるため☆8とした。
この作品はこれで完結してもおかしくないので次の作品に期待してもいいかもしれない。
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テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

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