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読メユーザー評価から見るラノベレーベル勢力図

ラノベ評価3SS


ラノベ評価2SS


自分は読了したライトノベルに☆いくつといった感じで評価をつけていますが、自分以外にも評価を数字でつけている人が結構いるので「これはなにかに使えないか?」と思い、去年の9月から読書メーターのユーザーの評価を(勝手に)まとめてエクセル管理をしています。
で、この表はどのように見るかといいますと…

まず上の画像は本の名前と情報、そして各ユーザーの評価が入力されています(プライバシー保護のためユーザー名は伏せています)。
横軸に見ればその本に対する評価が見られ、縦軸に見ればそのユーザーの評価がまとめて見れます。
例をあげれば524は「ゾディアック・ウィッチーズ」に☆7.5、「俺が主人公じゃなかった頃の話をする」に☆8をつけています。
そしてセルが緑色になっている部分はそのユーザーの中で平均点以下、赤色になっている部分は平均点以上であることを示しています。
524の評価は☆7.5以下は緑、☆8以上は赤になります。
もちろん各ユーザーによって評価スタイルやその分布が異なるので、数値と色はユーザーが異なれば一致しない部分があります。

そうして各ユーザーの評価が集まったところでプラス票(赤色)マイナス票(緑色)の差を出します。
赤-緑が2票以上なら作品名が赤くなっています。つまりこれは評価が高い作品です。
逆に赤-緑が-2票以下なら作品名が緑色になっています。この作品は評価が高くないといえます。


今度は下の画像の見方です。
各レーベルごとにプラスの数とマイナスの数を数えて、その差分を出しています。
右から2番目の列はそのレーベルから出された新シリーズの数、一番右の列は(プラス評価の数+マイナス評価の数)/シリーズ数となっています。
このデータは2012年9月から2013年7月までのデータが収録されています。


さて、ここから各レーベルの勢力図を考察していきたいと思います。
まず下の画像の右から3番目の列。これはそのレーベルの作品を買ったときに面白い作品に出合いやすいかを表しています。
当然プラスなら当たりを引く可能性が高いです。
これを見ると業界最大手である電撃文庫は11か月で56もの新シリーズを送り込んでおり、外れ作品も一定の割合で存在するが全体的に見れば読者に面白いと思わせるだけの作品が多いということがいえます。
次いでMFファミ通ガガガあたりも当たり作品に巡り合える可能性が高いといえます。
率でいえばファミ通やガガガは当たり率が相当高いです。

逆にマイナス方向に多いのがこのラノ、一迅社スーパーダッシュ、そして意外や意外、富士見ファンタジア文庫は相当評価がよくありません。
新シリーズの規模では業界3番手ですが新作がぱっとしていないというのが現状のようです。


次に一番右の列からいろいろ考察をしてみましょう。
一番右の列の数字が高いということは「読者数が多い」もしくは「高評価、もしくは低評価である作品がわかりやすい」ということがいえます。
プラスマイナス2票で色がつくという集計方法にしているので読者数が多ければ多いほど当然色がつきやすくなり、数値は上昇します。
また、読者数が少なくてもとがっている作品(いい意味でも悪い意味でも)をたくさん送り込むレーベルは数値が高くなります。
逆に数字が低いレーベルは「是とも非ともしがたい微妙な作品が多い」もしくは「そもそも読者数が少ない」ということになります。
桜ノ杜ぶんこを見てもらえればわかりますが、絶対的な知名度の低さが評価数そのものに出ているため新作を出してもほとんど感想がつかず、赤にも緑にもなりません。

それではこれらを踏まえて考察。
ここもまずは電撃文庫から。電撃文庫は知名度が高くレーベルのイメージも良いため新シリーズが出ればとりあえず誰かに買ってもらえる可能性が高く、評価がプラスもしくはマイナスにつきます。
完全に読者層を確保した安定レーベルといえます。

次に注目したいのはガガガ文庫、そしてHJ文庫
どちらも高確率で評価がついていますが二つは対照的といえるでしょう。
ガガガ文庫はプラス票がマイナス票を圧倒しているのに対し、HJ文庫はプラスとマイナスの数が均衡しています。
ここからガガガ文庫評価の高さから固定の読者層をガッチリ確保しているといえるでしょう。
一方、HJ文庫は読者層を確保しているとは言えず、作品によってクオリティの差が激しいといえます。
逆にきっちり見極めればハズレ作品を回避しやすいレーベルとも言えます。

そして一迅社文庫スーパーダッシュ文庫
他のレーベルと比較して明らかに値が小さいです。
これは完全に認知度が低く、そしてクオリティも微妙な作品が多いパターンです。
微妙な作品が多いため購入してもらえず、評価がついてもプラスorマイナスに偏らない、悪い意味で平凡な作品が多いレーベルといえます。


以上を総合してみると
電撃文庫は最大手であり読者数も多いが、その多さは新シリーズの評価のよさに裏付けされており盤石。
MF文庫Jは知名度もそれなりに高く、高評価を得る作品の割合も電撃と比較してそん色ないレベルで送り出している。
富士見ファンタジア文庫は知名度は高いもののそれが作品の評価とは結びついておらず、今後改善しなければ現在のポジションを維持していくのは若干厳しいかもしれない。
ガガガ文庫は作品の数は多くないがいい作品を送り出すという認知がされていると思われ、固定ファン層が確実に存在している。
GA文庫はこの考察から読み取れることはなく、案外特徴の薄いレーベルである。
ファミ通文庫は結構いい作品を送り出しているのだが、固定客がついていないためかあまり認知されていない。そのため認知度改善が必要である。
HJ文庫は当たり外れがはっきり分かるレーベルなので購入する際には検討が必要。ムラの激しさを改善すれば上昇の見込みあり。
スーパーダッシュ文庫は数を出しているのに固定の読者層はほとんど存在していない、ちょっとまずい状況。
一迅社文庫も新作の数ではかなり大手であるが完全にニッチな存在と化している。
その他新興レーベルは今回特に述べるような傾向は見られなかった。

こんな感じになります。
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テーマ : ライトノベル - ジャンル : 本・雑誌

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